XXのロゴ

70カタログ 前期 1986年2月(昭和61年)
セリカXXが、その名前を輸出向けのスープラと同一にして、生まれ変わりました。 トヨタ2000GT以来の4輪ダブルウィッシュボーン・サスペンションを採用。エンジンは3000ccの7M系を1機種1グレードと2000ccの1G系を3機種5グレードをラインナップ しました。
1986年6月(昭和61年)
北米では、タルガトップの名前ですでに採用されていた、ルーフ脱着可能モデルを日本ではエアロトップとして、ツインカムエンジン搭載のすべてのグレードにオプション設定が追加されました
1987年1月(昭和62年)
3.0GTにリミテッドと言うグレードを追加しました。このリミテッドは、ワイドボディーの採用とこれまで3.0はECT-Sしか設定がありませんでしたが5MTを新設定しました。また、専用色としてホワイトパールマイカ(042)をオプションとして追加。
1G-GEUエンジンを改良型に変更。
全グレードを対象に後席中央部のシートベルトを装備、また、Gグレード以上にはシート部にシートベルトガイドを追加。
ボディカラーは、スープラノーブルトーニング(27A)を廃止しブルーマイカ(8E3)を新設定。
カタログ
カタログは、上記の表紙のもので、内容が違う物が3種存在します。大きな特徴は、エアロトップの載っていないものが一番初期の物で、エアロトップは載っているが、3.0リミテッドが載っていない物が真中です。 そのすべてが載っているのが、一番下の物です。または、ボディーカラーのスープラノーブルトーニングが載っていないのが一番下です。
このカタログは、いわゆる前期型の物で、メインカラーは、表紙にもなっているレッドマイカです。カタログの中でも主にこのレッドマイカが登場します。トヨタがスープラをグランドツーリングカーという位置付けをしていることが このカタログから即座に読み取る事ができ、前編30ページほどで、走行シーンの写真はありません。
特別仕様車 ブラックリミテッド
1988年(昭和63年)1月に200台限定の特別仕様車、ベースはGTツインターボのノーマルルーフで、これに専用色のブラックメタリックにして、パワーシート、LSD、イエローハロゲンなどの特別装備を装着したものです。

70カタログ 中期 1988年8月(昭和63年)
外観と内装が一部変更になり、外観ではフロントエンドとリアエンドの変更とボディーとの一体感を出した、LEDハイマウントストップランプ付きの大型リアスポイラーの採用。そして、純正ホイールのデザイン変更などです。 内装では、運転席のブラックアウト化やステアリングホイールのデザイン変更、オプション設定の本皮シートのカラー変更、純正カーステレオの変更などです。
3.0車が全車ワイドボディーになりました。
1G-EU型のOHCに換えてハイメカ・ツインカムの1G-FEを搭載。
ターボ系のエンジンは、無鉛プレミアム仕様となり、性能がアップ。
Sグレードが今回から廃止になりました。
ボディーカラーは、スーパーホワイトU(040)からスーパーホワイトV(043)へ変更。レッドマイカ(3H1)からレッドマイカ(3H4)へ変更。アメジストシルバーM(920)に代わってグレーメタリック(167)を新設定。 そして、新色ブラックマイカ(206)を追加。

1989年8月(平成元年)
3.0シリーズの廉価モデルとして、3.0ターボSを追加。
ワイドボディーをの設定を2.0車にも拡大。
ボディーカラーは、スーパーホワイトV(043)からスーパーホワイトW(050)へ変更。グレーメタリック(167)からブルーイッシュグレーメタリック(182)へ変更。ブルーマイカ(8E3)からダークブルーマイカメタリック(8G5)へ変更。
カタログ
カタログは、上記の表紙のもので、内容が違う物が2種存在します。大きな特徴は、やはり、3.0GT ターボSが載っているかないかと言う事になります。カーラー的にも一見すべて同じに見えますが、 ちゃんと代わっています。
このカタログからが後期型になるのですが、大きく変わった点として前期型には限定車にしかブラックの外板色はありませんが、この後期型からはメインカラーがブラックになりました。今回もスポーツ的な写真はなく あくまでもグランドツーリングカーTOYOTA3000GTなんです。
特別仕様車 3.0GT ターボA
1988年(昭和63年)8月に500台限定のハイパフォーマンス仕様車、ベースは3.0 GTで、ターボやインタークーラーの容量をアップして270馬力までチューン。また。専用色と本皮8ウェイスポーツシートを装備しています。 これは、ノーマルルーフ及び5MTのみの設定でした。
特別仕様車 ブラックスープラGTツインターボ
1989年(平成元年)1月に300台限定の特別仕様車、ベースはGTツインターボで、リアスポイラー、LSD、モモ・ステアリング、6スピーカー・オーディオなどの特別装備を装着したものです。 これは、ノーマルルーフとエアロトップがありました。

70カタログ 後期 1990年8月(平成2年)
スープラのトップモデルだった7M-GTEUエンジン搭載の3.0モデルに代えて、新開発の2.5リッターの1JZ-GTEを搭載。グレードは3つで、特にツインターボRは、レカロシート、ビルシュタインのショックアブソーバー、トルセンLSD、モモステアリング&シフトノブ、専用ホイールなどを標準装備しています。
安全面の強化ということで、SRSエアバックをグレードに応じてオプション設定に加え、4輪ABSもグレードに応じて標準ないしはオプション設定しました。
リアスポイラーが全車、標準装備になりました。
サンルーフがR及び標準ボディ以外のグレードにオプション設定
Gグレードが今回から廃止になりました。
フロントエンブレムが七宝焼きから、トヨタマークに変更されました。
ボディーカラーは、ホワイトパールマイカ(042)からスーパーホワイトパールマイカ(051)へ変更。レッドマイカ(3H4)からレッドマイカ(3H8)へ変更。ダークブルーマイカメタリック(8G5)に代わってブルーメタリック(8J3)へ変更。ブラックマイカ(206)からブラック(202)へ変更。 ブルーイッシュグレーメタリック(182)を廃止しまた、ツインターボR専用色として、ダークグリーンマイカ(6L9)を追加。

1991年8月(平成3年)
リア3点式シートベルト、サイドドアビーム、オートエアコンを全グレードに標準装備
SRSエアバックシステムを全車メーカーオプション設定。
ボディーカラーは、ブルーイッシュグレーメタリック(182)の復活。レッドマイカ(3H4)からスーパーレッドU(3E5)へ変更。スーパーホワイトパールマイカ(051)の廃止と新色ミディアムターコイズメタリック(749)の追加。
カタログ
カタログは、上記の表紙のもので、内容が違う物が2種存在します。大きな特徴は、スープラの側面の写真が見開き1ページにありますが、これが上のものはスーパーホワイトパールマイカなのですが、下のものになるとスーパーレッドになっている事です。
このカタログから、3.0リッターの7Mエンジンに変わって2.5リッターの1JZエンジンになったことで、カタログのメインもこれに変わりました。しかし、少しスポーツ的になったにもかかわらず、カタログは相変わらずです。


ボディーカラー

70のロゴ

     A70系スープラの国内仕様のボディーカラーが何色あるかを言える人は少ないと思います。たいていは黒、白、赤・・・と言った感じになってしまうでしょう。実際知らない人方すれば、白なんてすべて同じ色に見えてしまうんでしょうし、黒だってブラックマイカとブラックの区別もつかないでしょう、最悪はダークグリーンメタリックまでも、同じ黒だと思ってしまう人もいるようです。しかし、実際には 同じ色でもマイナーチェンジによっていろいろ変更されて、誕生時にたった4色しかなかったボディーカラーも6回のマイナーチェンジで合計21色が使われました。

  色番 カラーネーム 説明
1 040 スーパーホワイトU 1986年(昭和61年)2月の発売当時から1988年(昭和63年)8月の変更まで使用されました。前期型で白といえばこの色です。(パールは除く)
余談ですが、80の白はこの色です。
2 043 スーパーホワイトV 1988年(昭和63年)8月から1989年(平成元年)8月の1年間のみの色です。
3 050 スーパーホワイトW 1989年(平成元年)8月から最終型まで使われました。2.5系(1JZ)系の白はこの色になります。(パールは除く)
4 042 ホワイトパールマイカ 1987年(昭和62年)1月から1990年(平成2年)8月まで3.0GTリミテッドの専用色としオプション設定(31000円)されていました。7M系のパールはこの色になります。
5 051 スーパーホワイトパールマイカ 1990年(平成2年)8月から1991年(平成3年)8月までの1年間のみ2.5GT twinturboリミテッドの専用色としオプション設定されていました。1JZ系のパールはこの色になります。
6 167 グレーメタリック 1988年(昭和63年)8月に新色として追加されて、1989年(平成元年)8月の変更まで1年間のみ使われたグレー系の色です。
7 182 ブルーイッシュグレーメタリック 1989年(平成元年)8月にグレーメタリックからこの色に変更されて、1990年(平成2年)8月に一度は廃止されましたが、1991年(平成3年)8月には再度復活しました。
8 202 ブラック 1988年(昭和63年)にターボAとブラックスープラで限定色として使われましたが、1990年(平成2年)8月の変更で206のブラックマイカに変わりに登場した色です。 1JZ系の黒はすべてこの色です。
9 204 ブラックメタリック 1988年(昭和63年)3月にブラックリミテッドとして200台限定で発売された特別仕様車に使われた専用色です。前期型には黒のボディーカラーがない為に、もし、前期型で黒を見かけた場合はこの色の可能性があります。
10 206 ブラックマイカ 1988年(昭和63年)8月に新色として追加されて、1990年(平成2年)8月の変更まで使われた黒です。7Mで黒と言えばこの色です。
11 3H1 レッドマイカ 1986年(昭和61年)2月の発売当時から1988年(昭和63年)8月の変更までの色です。赤と言ってもワインレッド系の色で、前期型の赤と言えばこの色になります。
12 3H4 レッドマイカ 1988年(昭和63年)8月から1990年(平成2年)8月の変更までの色で、3H1とよく似た色です。中期型の赤と言えばこの色です。
13 3H8 レッドマイカ 1990年(平成2年)8月から1991年(平成3年)8月の変更までの1年間のみ使われました。3H1や4と違って、小豆色といった感じです。
14 3E5 スーパーレッドU 1991年(平成3年)8月の変更で3H8の変わりに登場した色です。これは鮮やかな真赤です。
15 6L9 ダークグリーンマイカ 1990年(平成2年)8月に2.5 GT TWINTURBO R専用色として追加されて最終型まで使われた色です。
16 749 ミディアムターコイズメタリック 1991年(平成3年)8月に新色として追加された色です。明るめのグリーンになります。
17 8E3 ブルーマイカ 1987年(昭和62年)1月に新色として追加されて、1989年(平成元年)8月の変更まで使われた青系の色です。
18 8G5 ダークブルーマイカメタリック 1989年(平成元年)8月にから1990年(平成2年)8月の変更までの1年間のみ使われた青系の色です。
19 8J3 ブルーメタリック 1990年(平成2年)8月にから最終型まで使われた青系の色です。1JZ系のブルーはこの色になります。カタログの色と実物の色がかなり異なります。
20 920 アメジストシルバーメタリック 1986年(昭和61年)2月の誕生時から1988年(昭和63年)8月の変更まで使われた色でちょっと紫がかったシルバーです。前期型にしか存在しません。
21 27A スープラノーブルトーニング 1986年(昭和61年)2月の誕生時から1987年(昭和62年)1月の変更までの約11ヶ月のみ使われた色でスープラ唯一のツートンカラーです。モールより上の色は、ベージュメタリック(4G9)で 下の色は、ブラウンメタリック(4H1)です
     このカラーのなかで、レアな扱いなってくるのが、赤字で書いてる販売期間の短いカラーですね。7回のマイナーで21色も使われているのですから、そういった色があって然りです。その中でも一番販売期間の 短い色が、スープラノーブルトーニングで、11ヶ月間しか販売されていません。しかも、オプションの設定で26000円高になっていますから、ほとんど出回ってはいないと思います。色的にも、私のように正常な判断の出来ない人間から見れば とってもよく見えてしまうのですが、ごく一般の方々から見れば決して、お世辞にもかっこ良い色ではなく、26000円も余分にお金を払ってしたくなるような色ではないですね。と言うことから、実際の販売台数もとんでもなく少なくこの色は、70でもレア度NO.1ではないでしょうか。
  それから、1年間の販売期間のものなんですが、スーパーホワイトVなどは、超スープラマニア以外の人が見てもわからないですので、レアなんですが、ちょっとといった感じです。同じく、スーパーホワイトパールマイカなんですが、これは販売期間も短くしかも、リミテッド限定のオプション設定ということでレア度は かなり高いです。しかし、スーパーホワイトVと同じで、一般の人には、見分けがついてもレアかどうかまでは判断つきかねるところがあるのが残念ですね。
  グレーメタリックなんですが、これもまた販売期間は1年しかありません。その後を継いで登場したブルーイッシュグレーメタリックも期間は、そこそこありますが販売台数は少ないかと思いますので、どちらもレアです。とくに、グレーメタリックはレア度は高いですね。どちらにしてもこの系統はレアです。
  ブラックメタリックなんですが、これはブラックリミテッドとして、限定200台しか販売されていませんが、如何せん黒と言う事で普通の黒と同じに見られてしまうでしょう。しかも、このブラックリミテッドは、スープラを知らない中古車屋さんなどでは普通のスープラとして店頭に並んでいたかもしれません。(笑)
  レッドマイカ系は、最後の3H8が1年間の販売だったのでレアになりますね。3H4と色が弱冠異なるので、多少わかる人なら気付いてもらえると思います。
  スーパーレッドUは、最後のマイナーで登場しました、販売期間は、1年数ヶ月なんで短いほうになると思いますが、その割には見かける色です。それだけ人気があったといえるでしょうね。トヨタももっと早くこの色を採用していれば、もっとスープラが売れていたかも知れませんね(爆)。北米仕様などはカラーコードは違うかもしれませんが前期型から赤があったのに なぜ、日本は最後まで出さなかったんでしょうか。?
  スーパーレッドUと同じく最終で追加された色でミディアムターコイズがあります。この色は、薄い緑色で純正色には見えないぐらいの色のようですのできっと目立ちますね。この色は、売れなかったのか私は一度も実車を見たことがありません。この色もかなりレアになりますね。
  ブルー系の3色はすべてがレアだと言えますね。これも、あまり売れていないのが原因なのか、町で見かけることはほとんどありません。とくにブルーメタリックは、カタログの色と実物の色があまりに違いすぎるのも原因の一つかもしれません。
  最後に、アメジストシルバーですがこれも、前期型にしかないと言う事で、今となってはレアですね。この色は、割と売れていたのか私は何度か目撃したことがあります。