エアロトップ と サンルーフ

 70スープラの屋根の形状には、3種類あります。まずは、通常のノーマルルーフ、 それから、電動で屋根がスライドするサンルーフ、そして、オープンカーのような 感覚が楽しめるエアロトップです
 スープラの登場は86年2月ですが、エアロトップは86年6月より、すべてのグレードではありませんでしたが、オプションで選ぶ事が出来るようになりました。 また、エアロトップは北米ではタルガトップと、呼び方は違いましたがターボモデルのスープラにはすべてについていました。
 サンルーフのほうはというと、かなり後からになります。90年8月にスープラは3.0の7Mエンジンから、2.5の1JZエンジンにバトンタッチされました。 それと同時に、2.5R及び2.0の標準ボディー以外のグレードにオプション設定されました。

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屋根をしめた状態
エアロトップの屋根を閉めた状態です。屋根の繋ぎ目がわかると思います。 サンルーフ閉じた状態
サンルーフを閉じた状態です。ついているのはルーフバイザーです。これがあると、サンルーフが開いていなくっても サンルーフ装着車だということがわかります。スープラのサンルーフ装着車は結構少ないですので、ちょっとしたアピールに なります。
屋根を外した状態です。 これがエアロトップを外した状態です。結構開放感を得られると思います。しかし、そのために 結構な風の巻き込みがあります。 チルトアップ
サンルーフは、まず、このようにチルトアップします。この状態である程度の換気は出来ます。スープラのサンルーフは アウタースライディングですので、室内に入るタイプではなく、室外に突き出すタイプですので、 これまた、開いた状態にしておけば一目で、サンルーフ装着車だと言う事がわかります。
屋根の格納 外した屋根の格納には、トランクルームを使います。トランクルームへの格納はある程度の慣れが 必要ですが、慣れればそんなに難しい物ではありません。 全開
これが、全開状態の時です。先ほど説明したバイザーがあだとなって隙間が狭くなります。バイザーが無ければ余裕で 顔を出すことも出来ます。しかし、バイザーには風を受け止めて室内に引き込む、バーのような物がついていますので 容易に風を受けて走ることが出来ます。
補強工具 エアロトップ車には、特殊な点がいくつかあります。その代表と言っても良いのがドアの部分の補強です。赤い○で囲んであるところを 見てもらうと分かりますが、ドア側に突起、ボディー側に穴が開いていてそこにはまり込む様になっています。
 また、右の写真はエアロトップを外すための工具です。特に特殊な工具ではありませんが、専用の工具ということで持っておきたいところです。
スイッチ
操作は、フォグランプの左にあるボタンをでします。上に押すと開きます。
エアロトップの長所と短所
 エアロトップの良いところと言えば、やはり開放感が挙げられます。サンルーフ以上に開放感があるのは間違いないと言えるでしょう。 しかし、どちらかと言うと短所のほうが目に付いてしまいます。まず、1番の短所と言っても良いのがボディー剛性のなさでしょう。やはり 天井が無くなる事によって、ちょっとした段差を通りぬける時でもグニャグニャと車がよじれるのが実感できます。そして、これもかなりの問題となるのが 雨漏りです。ゴム部分の劣化や磨耗によって引起される雨漏りは結構辛い物があります。
 余談ですが、ボディー剛性のなさについては、80スープラになってからは、改良されたのか70ほどはひどくありませんでした。
サンルーフの長所と短所
 エアロトップの場合は、屋根を外していて突然雨が降る出した場合、とても大変なことになりますが、サンルーフの場合は ボタン一つで、屋根を閉めるとことが出来ます。ボディー剛性や雨漏りに関してもエアロトップに比べれば大きな問題はありません。
 エアロトップに劣るのはやはり、開放感に欠ける事でしょうか。